
近畿自然歩道でもある刀出坂はよく踏まれたよい道であるが、その南の谷を行く破線の道は不明瞭で入る人も少ないようだ
刀出登山口には数十台は停められそうな広い駐車場が造られ、天神社の前の駐車場は地元専用になっている。
入口はフェンスで閉ざされているが、左端にドアがある。以前あった市営住宅は跡形もなく、今は太陽光発電のパネルが並ぶ。その上端を南に行った所から山道に入る。
入ってすぐ、金網で遮断された砂防ダム脇を対岸に渡り、そこから谷沿いの道を行く。道はすぐに右岸に移り、以後はおおむね右岸沿いの踏み跡をたどる。赤いビニールテープが目印。最後の急斜面を登りきると標高307メートルの尾根に出る。
これを越えて向こうの鞍部へ。このあたりは迷いやすい。次のピークを越え、地形図に現れない小さなコブを過ぎると、金剛堂下の石垣へ出る。道らしくはないが、木立の下で下草もなく歩くのに難はない。
本来の刀出道は、一転して明瞭で歩きやすい。開山堂下から谷道へと下り、桧の植林帯のなだらかな道を行く。ロープと倒木でおおげさに守られた谷を渡ると、左に緩くカーブしながら山腹を行き、太陽光発電所の上に出る。
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