林道をたどる。2時間弱歩いて、尾根へと登る夏道へ。標高差50m程で尾根上へ出て、あとはなだらかな尾根をつめ登る。山頂上からは麓の町と石狩湾、手稲山が見えた。
モラップから登るか、苔の洞門側にするか迷ったが、天気が下り坂なので、リスクの少ないモラップから入ることにした。
登山口の道道141号線にはゲートがあり、除雪もされてないので、夏の登山口にあたる7合目ヒュッテまで、約7kmをスキーで歩いた。 ヒュッテは鍵がかかり誰もいなかった。そこからは夏道をとらず、東山に直接的登る浅い谷を行った。山はガスでおおわれ、よくは見えないものの、雪がつながっていそうに思えたからである。この勘はあたり、直下直下 までスキーで上られた。 雪が切れたので仕方なくスキーをデポし、残り標高差40mを登って頂上へ。
そこは、やたら風が強くて早々に退散。 デポ地からは、薄い雪にかくれた石を踏まないように慎重に滑り、途中からゆるんだ雪の斜面を快適に飛ばしてヒュッテにもどった。
昼食をとっていると管理人が上がってきた。除雪が入るので、スノーモービルを移動させておかねばならず、休みなのに出てきたと話す。 帰りは傾斜のゆるい割りにスキーがよく走って、1時間足らずで車まで帰ることができた。
北海道山スキー旅の最終は、軽い山をと思ってここにした。頂上に無線施設があり、林道が通じているから歩けば着くだろうと出発したのだが、林道は意外に長く5Kmほどあり、おまけに頂上付近ではぐるりと1周させられてしまい、方向感覚がおかしくなりそうだった。
下る頃には、すっかりガスにまかれて小さな雨さえ降ってきた。尾根筋を滑っていったん林道に出、少し先から谷へと滑り込む。気温が上がってきたせいか、朝のカリカリの雪面も程よくゆるみ気持ちよく滑ることができた。でも、ここは典型的な雪崩地形だから、積雪状況によっては入ってはならない場所となる。
支笏湖を囲む
支笏湖を囲む外輪山の一角を占める。恵庭岳や樽前山に比べると、いかにも地味だがスキーで歩くにはよい山である。ふくろうの宿に女房を残し、ひとり登る。
国道453号線のポロピナイ展望所の駐車場に車を置く。登山口はその東のヘアピンカーブの所。入山箱がある。夏道は急でスキーには少しつらいが、尾根に出ると楽になった。イチャンコッペ山まではこの尾根をたどる。785mのコブへの急な登りでふり返ると恵庭岳がそびえていた。その先で少し下ったあと、最後の登りをこなすと頂に出る。
帰りは来た道をもどり、幌平山の登りでシールをつけ頂上へ。この頂の南斜面は開けていて多くのシュプールが残っていた。どう滑っても国道へ出るようだ。滑ろう!
仕度をして漁林道を歩く。途中、林道をショートカットする所には踏んだばかりの熊の足跡があった。大声で下手な歌を歌いながら通り抜ける。林道からは忠実に尾根にコースをとって進んだ。ピンク色のテープがよい目印となり、帰りのコースなども探りながら登る。小さなアップダウンが何ヵ所かあったので、帰路にシールを着けなくてもよいように見当をつけておく。天気は吹雪と短い日差しの繰返しだったが、雲の切れ間から垣間見られる景色は、それはそれで見栄えのするものだった。最後の急斜面を登って着いた頂上は烈風の中、シールを外すのももどかしく、早々に退散する。
帰りの滑降は快適そのもの。春のパウダースノーをたっぷりと楽しませてもらう。下山途中で訓練中の道警のパーティと出会う。 林道後半は傾斜なくスキーはあまり走らなかった。
西昆布岳経由のコースをとった。3段になった平坦地は畑か。早朝の締まった雪原を歩いて、西昆布岳には2時間ほどで着いた。
この先は少し下ってから、ゆるやかな登りで944mのコブへ。ここから標高差100mほど下るのだが、まだらにクラストしていてシール付のエッジではうまく噛まない。氷化した部分は危険なトラップとなる。慎重に下りて次の908mのコブを越えると最後の登り。急斜面を右にからんで登ったが、途中で尾根に逃げたのは間違い。スキーのまま頂上の東側へ行けば、頂上から滑られたのである。我々は、そうせずに尾根にスキーをデポして、頂稜を200mほどツボ足で歩いた。頂上からは羊蹄山、ニセコと見渡せて申し分ない景観。
滑降は快適だった。春のザラメを堪能。登り返しとなる急斜面も雪がすっかり緩んでいて、シートラーゲンしてツボ足で難なく登られた。あとはただ楽しい滑りが待つばかり。
貫気別岳はルスツスキー場のある著名な山だが、本貫気別はその陰に隠れるようにしてある小さな丘で、地形図に名も記されていない。
富丘牧場手前の路肩に車を停め出発。なだらかな斜面から尾根へとたどる。山頂手前の尾根に出ると、眼下の洞爺湖がこの平凡な山からは想像もできないような広がりをもって迎えてくれた。下りはほどよく締まった雪となだらかな傾斜で、女房でもテレマーク姿勢で滑って、楽しんでいた。悪天時やほんのわずかな時間しかないときに訪ねるといい山だと思う。
竹山はルスツスキー場がある貫気別山や尻別岳の裏にかくれた地味な存在。でも、そのなだらかな山容はテレマーク向きである。
2.5㎞ほど林道を歩き、なだらかな尾根へと入る。雑木林を抜けると広い雪原が広がっていた。牧場だろうと思っていたが、後で聞くとジャガイモ畑とのこと。右手にルスツのスキー場を見ながら、畑地をひたすら登る。2人きりの静かな山で、こんな素晴らしい景観の中に居られるのは幸せなことにちがいない。
頂上からの帰りは楽しみな滑り。広大な斜面に思い思いのシュプールを描きながら林道へと帰る。 登山口までもどると10数人の人がいた。スノーバイクの一行で、林道に残っていたキャタピラー跡はスノーモビールとは違うと思っていたが、これだった。
竹山頂上まで行くこともあるとのことなので、山中で出会わず、静な山を楽しむことができたのは我々の幸運。テレマーク向きの山はバイクやスノーモビル向きでもあるようだ。
頂上までの標高差は1500mほどになる。伯耆大山の西面と似ているが、それより600m多く登ることになる。7合目辺りでスキーをデポ。荷を軽くして頂上を目指した。滑るなら8合目までスキーを担ぎ上げたほうが横の谷が滑れて楽しかったのだろう、でも身軽になったおかげで、坪足でどんどん登られた。頂上まで距離はたいしたことはないのだが、急登で苦しく、現れる稜角が頂上かと思っていたら、またその上に同じようなものが出てくるという繰り返し。そうしてようやく着いた京極ピークは強い風の中だった。
お釜の底には、私たちを追い抜いて行ったボーダーがいた。彼らが今日の羊蹄山を一番楽しんだのではないだろうか。体力も技量ともになければ、こうは動けないだろう。
私たちはと言うと、登りでしっかりしごかれて、帰りの滑りはからっきし駄目だった。女房は先祖帰りしてへっぴり腰、私はノーコンの暴走。 すっかり疲れて振りかえると「また来いよ」と羊蹄山が笑っていた。
夜間はマイナス10度以上だっただろう、登りだしから雪面はカリカリに凍りついていた。傾斜が緩やかなのが救いで、次々に変化していく樹林を抜けながら長い尾根をたどり頂稜へ。 ここから頂上まではやせ尾根がつづくことは地形図で想像していたが、固く凍りついた今の状態では、アイゼンとピッケルなしには危険。多少の未練を残しながら頂上目前で引き返した。
帰りの滑降は、バリバリとうるさいこと。トタン板の上を滑っているようなものだった。これがパウダーだったらどんなに楽しかったことだろうかと思う大斜面。樹林帯に入ってからは雪もゆるんで、登りの苦労など忘れてしまう楽しいツリーランがつづいた。
三階滝公園を起点にホロホロ山から徳舜瞥山へと周回した。
ホロホロ山への頂稜はやせ尾根だ。前回はここで敗退したが、今はヤブが出ていてシートラして歩く。この状態は頂上を越えて、次のコルで雪が出てくるまでつづいた。徳舜瞥山はどこから見てもそれと分かる鋭鋒。コルでスキーをデポして登った頂上に雪はなく、狭い頂に360度の展望が待っていた。
滑降は北斜面をトラバースして北西に伸びる尾根に乗る。尾根筋をはずさずに行けば農道に出る。あとは雪の切れるまで滑っていけばよい。
天気が崩れるとの予報で、手軽に登られる山をと思ってやってきた。室蘭の裏山というイメージとは裏腹の厳しい山の一面を見せつけられることになった。
強風の吹き抜ける山頂付近はカリカリにクラストしていて、山頂標識も見つけられないまま早々に下山。ホワイトアウトの中、コース間違いに備えてシールはつけたまましばらく下りる。目印のテープのある場所からシールを外して滑った。広いブナ林の中、うっすらと乗った新雪を蹴っての滑降が、今日の報酬か。
白鳥ヒュッテに寄って、管理人としばらく話をする。相当に山を登り込んだ人のように思えた。リフトの止まった「だんパラスキー場」では、足元も見えず立ちごけの連続、船酔状態。
登山口はわずかに除雪されて、そこに駐車させてもらい出発。カチカチに凍りついた谷間の道を行き、最後の急登ではスキーアイゼンをつけた。尾根に登りつくと眼下には噴火湾、はるか向こうに駒ヶ岳、近くに有珠山が見える。頂上まではアップダウンのある気持ちのよい無木立の尾根がつづく。雪庇状の頂上には、誰が立てたのか目印の笹があった。
シールとアイゼンをつけたまま少しだけ下ってから滑った。クラストと軟雪が交互する細い尾根は横滑りを多用して慎重に行ったが、日照で雪が緩んだ辺りからは気持ちよくターンして滑る。
昨日は洞爺湖、ウインザーホテル、函館の夜景など、観光しながら道南まで移動。
今日は、七飯スノーパークのゴンドラ始発に乗り横津岳へ。このスキー場も口うるさいことも言われず好感がもてる。ゴンドラは夏場も稼動しているそうで、向かいの駒ヶ岳の格好の展望台となるのだろう。
なだらかな尾根の木々は新雪で彩られ、独り占めするのが申し訳ないくらいの美しさだった。森林限界を出ると目の前に横津岳が。レーダー施設があって異様な風景に思えた。でも、それはそれで存在感のあるもので、別の惑星に来たかのようである。風が強く地吹雪模様。袴腰岳の予定は早々に放棄し横津岳頂上を後にした。
昼食後、北東の谷に滑り込みパウダー三昧。シュプールがあったので、ここはゲレンデスキーヤーのサイドカントリーのコースでもあるようだ。地図読みをしながら、できるだけ彼らの跡を外して滑ったのだが、駒見林道で合流し、最後は、それを追ってゲレンデへともどった。
昨夜の雪も止んで、北海道に来て初めての晴天。渡島半島の盟峰、駒ヶ岳に登った。
除雪終点のゲートから、3キロメートル強の除雪終点の路上に車を停めて、そこから林道歩き。夏なら車で10数分の道も今は静かな雪のプロムナードである。六合目の夏の登山口から緩やかな尾根を登る。振り返ると、昨日登った横津岳、眼下には大沼が白い雪の原となって広がっていた。
馬ノ背から先は入山禁止と聞いていたが、目の前の剣ヶ峰の雄姿には登高意欲をそそられる。でも、あそこに行くには違う道具と技術が必要となる。
帰りは、クラストと軟雪、軽いモナカに悩まされながらの滑り。途中で出会ったボーダーから教えてもらった尾根脇のコースは、雪が柔らかく助かった。一筋変えるだけでこんなに滑りやすいものなのか。傾斜の緩い林道もスキーが走り、あっという間に出発点へ。
写真でしか知らなかった美しい山に出会ういい1日となった。
林道をたどる。2時間弱歩いて、尾根へと登る夏道へ。標高差50m程で尾根上へ出て、あとはなだらかな尾根をつめ登る。山頂上からは麓の町と石狩湾、手稲山が見えた。
北大の山の家に立ち寄ることにし、疎林の緩斜面を滑り、高度を落とさないように山腹をトラバースして進む。北大小屋は景色の中に溶け込んで、物語になりそうなたたずまいだった。帰りは奥手稲の沢川沿いに残ったトレースをたどる。小さなアップダウンや平坦地はテレマークの得意とするところで快調。
沢沿いの道を行って林道を横切り、冷水小屋へ。小屋の戸には鍵がかけられて使用できない。さらに沢をつめて行くが、途中1カ所、滝が埋まった急斜面では少し手こずった。そこを越えると傾斜はゆるやかになり、クラストした広い尾根から札幌岳頂上へ。360度の展望。
帰路にとった西側の尾根は、最初はなだらかで広かったが細尾根で行き詰まる。小さな岩場が行く手を遮り、右は急な雪壁、左は笹。おまけに真新しい熊の足跡まで。少しもどって右手の雪壁を下りた。その後も、波打つ雪に悩まされながら林道へと下り立った。この尾根はスキー向きではなかった。
早目に下りてきてゲレンデを滑ることにして1日券を買うことにする。登山届はマウンテンクラブというところに出す。受付は9時からで10分前に行っても受付けてもらなかった。役所のようにきっちりした仕事ぶり。リフト券を添付して提出するとカードを渡されて、午後4時までに帰ってくるようにとのこと。システマチックだが、ありがたいという気にならない不思議。
余市第一エクスプレスのリフトを下りてゲレンデ外へ。しばらくトラバースぎみの下りがつづくので、シールはつけず谷底まで行く。枝尾根へと取りついて登っていると、後ろからスノーモビルの音がひびいてきた。主稜線に出る手前で、そいつに抜かれる。機械には勝てない。
コルからは急登。クラストしていないのが幸いだった。そこを登ってからはなだらかになり、やがて頂上へ。余市頂上の左手に羊蹄山が見えたときは一瞬息を飲んだ。道央の盟主!
閉鎖された札幌国際スキー場。2時間もひたすらゲレンデを登ると、リフトは本当にありがたいと思う。でも急ぐことはない。風はおだやかで陽光は惜しみなく降り注いでくれる。
朝里岳の山頂は平坦でどこだか分からなかった。さらに飛行場と呼ばれる広い台地を過ぎ、右に余市岳を見ながら白井岳へ向かう。鞍部までシールを外して滑り、その先で羊蹄山を目の前にして昼食。。
白井岳の山頂から朝里岳沢川へ向かっての滑降は楽しめたが、標高800m辺りから雪割れが始まっていた。予想していたことだったけど雪解けの増水でスキー場のほうへは渡河できず。結局、右岸を車道まで行かされた。
今日の雨は午後から回復、という気象予報士の言葉を信じて無意根山に出かけた。ところが山中ずっと雨。すっかり冷えきって下山し、定山渓温泉の湯に入る頃にようやく晴れて白い峰を仰ぎ見るという日になってしまった。
定山渓から鉱山のある元山へと車を走らせ、終点の駐車場から登る。おおむねなだらかな登りなのだが、千尺高地という台地の手前が急だった。さらに長尾山山腹のトラバースから長い頂稜とつづき、けっこう時間がかかった。
頂上付近では濃い獣の匂いがし、雪の上に大小2つの真新しいヒグマの足跡があった。親子熊には出会いたくないので、女房と大声で意味もない会話をしながら歩く。頂上は祠のある頂と三角点の頂と2つある。また来ることもなかろうと遠いほうの無意根山頂まで足を伸ばす。
視界が悪く、下りは注意しながら滑ったが、途中で出会った他人の足跡を追ってコースを間違ってしまう。 登りより下りのほうが難しい、そんな印象の山だった。
黒橋の駐車場から出発。国道を少し歩いて、鉄塔の立つ尾根に取りついた。尾根は総じてなだらかだが、雪は固く凍りつき急斜面も交じるので、早々とスキーアイゼンをつける。小喜茂別には2時間足らずの登りだった。
シールをはずして、やや急な北東斜面を回り込んで、北側のコルへと滑り込む。この先は主稜線までひたすらの登り。頂上が近くなると、雪面はクラストしてきた。風が冷たく頂上は早々に退散。
固くクラストした斜面を恐る恐る滑りたが、わずかに登り返す所で、スキーアイゼンを着ける。喜茂別岳の広い南西斜面に出て、そこから滑った。雪がゆるむにつれ調子を上げて1008mの小ピークを右から巻くあたりから、テレマーク向きのゆる雪にかわる。後は樺の粗林を縫うように滑り下りた。
途中から登りトレースに出会い、それを追うと、ちょうど駐車場の上に下り立つことができた。
2016.5.13 チセヌプリ~ニトヌプリ~五色温泉
積丹岳に登る予定で前日に登山口まで車で行ってみたが、そこに雪はなくニセコに転進。早朝にチセヌプリの登山口の駐車場に着くと、2人の若者が滑り下りてきた。これから仕事へ行くとのこと。出勤前にひと滑りというのはニセコスタンダードなんだろうか。
標高差300mほどの斜面はオープンで傾斜もあり、楽しめた。登って滑って下山したのは8時過ぎ。それだけで飽き足りない私は、女房に車の回送を頼んで、ニトニプリを越えて五色温泉まで行くことにした。一人だけの山歩きは、それはそれで楽しいものである。
五色温泉で女房と合流し、貸し切りで浴びる湯の贅沢さは言うまでもない。
2017.4.14 イワオヌプリ
ニセコオートルートを行くつもりが、スキー場で足止め。五色温泉からスタートでは、面白くない。きっばりあきらめて半日でも登られるイワオヌプリに転進。昨春、眺めるだけだったこの山へ行ってみたい思いもあった。
五色温泉に車を置いて午前も遅くに出発。2〜3日前に登った人のトレースを追う。昨日までの冷え込みが嘘のような暖かさだったが、風は相変わらず強く吹いていた。頂上南の急斜面をひたすら斜上して頂上へ。
下山は道標の立つピークまでシールを着けたまま行き、そこから広い谷へ滑り込んだ。 ストッパーと化した新雪とザラメのまだら模様、快適ではないが、ゲレンデよりはるかに面白い。
2019.5.3 チセヌプリ~スキー場跡~雪秩父
峠の駐車場で出発の準備、その間に2人が雪秩父へと回送用の車を置きに行く。全員そろって駐車場から登り、1時間ほどで頂上に立ったが、頂上付近にはやはり雪はない。
360度の展望を楽しんでから滑降に入る。山頂からの急な斜面では雪が重く足をとられる。昨日の雨は上部では雪だったらしく、春の新雪は抵抗となっていた。峠へと滑る人たちが下手に見えたわけが分かった。
少しくたびれて台地で1度休む。この先は少々迷いやすいが、無事にチセヌプリスキー場跡へ入る。そこから先、雪質が変わって快適に滑ることができた。(6名)
ニセコ近くの手軽な山と思って来たが、取りつく時間が遅すぎた。午後2時を下山時間に決めて、行けるところまで行くことにして出発。
除雪終点には車が数台、トレースもはっきりあって、あわよくば頂上までと欲をだしたもののコース半ばで時間ぎれ。下山は、新雪が柔らかく、楽しい滑降となる。アルペンに転向したMさんもしっかり滑って、女房もこの雪と傾斜なら問題ない。ちょっと寄り道ぎみにコースをとり、3時に下山。頂上へ行けなかったのは残念だが楽しめた。 (2018.3.3下の軌跡)
昨年のリベンジは、花園ワイススキー場跡から往復する半日ツアー。ここは雪上車で運んでくれるガイドツアーのコースでもあるようだ。
旧ゲレンデ下の駐車場に雪はなく、橋を渡ってすぐにシール登高になる。リフト小屋跡を過ぎて、ゲレンデトップの尾根に出てからもけっこう長く、偽ピークから少し下って登り返した先が頂上だった。
小雨模様の頂に視界はなく、早々に退散。 雨が激しくなる前に滑り帰りつけたのは幸運だった。 (2019.5.2/2022.4.25上の軌跡)
新見温泉から目国内岳を目指した。国道268号線は5月26日まで通行止めだが、道路補修工事のため途中まで除雪されていた。そこからゆるやかな谷間を登って車道をショートカットし新見峠へと出た。 天気は快方に向うとの予報だったが、雨まじりのガスで視界はよくなかった。それほど厳しい状況でもないので進むことにする。 広い鞍部から目国内岳への登りにさしかかる辺りからガスが晴れてきて、青空ものぞくようになった。たどりついた目国内岳の頂上には、すでにひとつスノーシューの足跡があった。
スキーでの帰りは楽しみである。足引っ張りの雪にわずらわされたが、快調に鞍部まで滑り、前目国内岳はシールを着けず南側をトラバースして新見峠へと下った。
まだ、午後を少し回ったばかりなので、白樺山に行くことにする。気持ちのよいダケカンバの林を抜けて白樺岳頂上へ。 ここから新見温泉まで尾根を滑った。快適なザラメで、どう下っても車道に当たるので、わずらわしい地図読みもせず、板の走るに任せて滑る。
車に戻り片付けをしていると、関西テレマークで講師としてきていただいた川上さんに会った。下り途中でずいぶん上手い人がいるなぁと思っていたら彼だった。ガイド中らしく、お客もいたので邪魔になってはと思い、温泉を教えてもらい別れた。 鯉川温泉の湯につかりながら、広い北海道で数人もいない知り合いと出会う、こんな縁もあるのだなぁと思ったのだった。(新見温泉も鯉川温泉も現在は閉鎖されている)