栂池(朴ノ木平)

古い道標
古い道標

1月28日:この日は強風で、栂池の上部ゴンドラも岩岳スキー場のゴンドラも運行中止。西栂コースをどうしても見てみたかった私はWさん一行とハンの木ゲレンデの途中で別れて、独り楠川の南俣を渡りました。地形図を読みながら沢を南に折れて、尾根へと登りました。ここでシールを脱ぎ、軽く昼食をとってから滑ります。日照のあるところは軽いモナカ状、日影は軽い雪で、これがまだらに出てくるので難儀でした。それでも転倒もなく滑り、ゆるい尾根を朴ノ木平へと登りました。ここから東南東にのびる尾根をたどるのですが、尾根に乗るまでは慎重に行き、「信濃路自然歩道」の標識に行きあたってからはどんどんと滑り下りました。楠川沿いの林道を歩いていると、エスケープから登り、エスケープへ下るというなかなか味なルートではないかと思うようになっていました。

 西栂はいまどきの滑るためのコースではなく忘れ去られようとしています。でも静かで落ちついて歩くにはいいですね。「虎印」という聞いたこともないスキーの標識があり、一部木肌が巻き込んでいるのが歳月を感じさせます。この標識に古い友人のような親しみを覚えるのは、私の山とスキーの嗜好も固着して身動きできなくなっているせいかもしれません。。栂池ロープウェイが営業を始めたなら、今度は全コースを通してみようと思っています。

 

ました。。