京の桜

真如堂三重の塔にかかる桜
真如堂三重の塔にかかる桜

3月30~31日:神戸に住む中国人のHさんを誘って京都のOさん宅を訪ねました。三木の自宅付近の桜はまだ蕾でしたが、鴨川沿いの桜は満開。平日にもかかわらず人出の方も満杯状態でした。吉田山の東側山腹の住まいに車を置かせてもらい、吉田山周辺を散歩しました。それから岡崎にあるもう一軒の家に行き、もてなしていただきました。食べて飲んで喋っての愉しい時間のあと、私は早々にダウンして白川夜船。翌日は、快晴の空の下、光明寺から前夜渡ったはずの白川を越えて哲学の道へ。ここもたくさんの人通りで、英語、中国語、韓国語の飛び交うにぎわいでした。

 「桜の樹の下には屍体が埋まってゐる」という梶井基次郎の言葉のとおり、青空の下のあの妖しいまでの美しさの説明はできないでしょう。京の街の趣きもその歴史を知れば、いっそう深まるものかと墓地に居並ぶ石塔を側らを歩きながら思ったものです。

 

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コメント: 2
  • #1

    yo4o3 (木曜日, 02 4月 2015 21:37)

    白川夜船ですか?。白川(白河)を二度渡られたのですね。でも十二分の京都見物を楽しまれ、うらやましいです。数年前、西国33番巡りの仲間と紅葉の時期に光明寺から吉田山、真如堂、そして南禅寺界隈を歩きました。
    その時、吉田山付近でお腹がすいて、飲食店を探しましたが見つからず。吉田山荘と思いますが高級すぎて入れずに、真如堂の側の茶店に入ったことを思い出します。
    数日前にアカゲラ(キツツキ)三日連続で見たとの情報を信じ、今日もカメラをぶら下げ市ノ池でアカゲラを探し求めていました。
    桜も満開、冬鳥たちは北帰行や山奥に帰ってしまったようです。
    本を沢山読まれていることを、いつも実感しています。たまには辞書やネットで調べ、勉強していますが、知識は右から左に通り過ぎていきます。家内は檸檬も知っていました。

  • #2

    navi-o (金曜日, 03 4月 2015 10:38)

    毎朝、鶯やキジバトの声を聞きながら起きています。
    先日の扇ノ山では何ゲラか知りませんが、木を叩く乾いた音がしていました。
    鳥と花の名前を覚えるのは私には難題ですが、yo4o3さんは傍にwalking dictionaryの奥さんがいらっしゃっていいですね。
    嵐のような風が吹いています。桜も今日まででしょうか。