10月23日:横浜から箱根峠まで車を走らせ、もういっちょう山を登ろうと思ったのは、東京・横浜での飽食の結果、溜まったエネルギーを放散させるため。これは嘘で実は富士山が見たかったからです。愛鷹山をとも思ったのですが、より手軽な金時山にしました。公時神社から「まさかりかついだ金太郎は・・・」と歌いながら登った頂上には茶店が2軒。手前の茶店のおかみさんは話好きで、女房に負けないくらいでした。いろいろ教えてもらいましたが、ここでも富士山がきれいに見える日は一年のうちで3分の1くらいとこと。この日も霧でダメでした。おかみさんは気の毒がって主人が撮ったという晴れた日の富士の写真を何枚も見せてくれました。こんなシチュエーション、どこかにあったぞ?乙女峠へと下りながら太宰治の「富嶽百景」の三ツ峠での文章を思い出していました。
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