カテゴリ:テレマーク



2016/01/13
1月8~13日:雪を求めて信越へ出かけてきました。山へ入るのをメインに計画していたのですが、あまりにも雪が少ないのです。9日に赤倉スキー場から前山へ登り、滝沢尾根を下りましたが、まったくの藪スキー。懲りて、翌日は杉ノ原スキー場で過ごし、11日には戸隠に回ってみました。飯縄山を戸隠スキー場から登って中社へ下る尾根をコースにとったのですが、これも藪。下山に時間がかかり、おまけに板は傷だらけになってしまいました。またまた懲りて、高妻山と佐渡山へというプランは放棄して帰路につきました。帰りの駄賃というか腹いせというか、未練たらしく開田高原のマイアスキー場で憂さ晴らし。雪よ降れ!!  良かったのは連日の温泉と下呂までの長い雪道ドライブ。そして冬の車中泊にすっかり慣れたというのが今回の成果でしょうか。 (詳しくはYAMAPでhttps://yamap.co.jp/mypage)

2015/05/28
5月13日~14日:鳩待峠は明るくなってから出発しました。雪は少なく、尾瀬の山ノ鼻まで滑るという期待は見事にはずれ、スキーをかついで大半を歩きました。それでも尾瀬ケ原の端っこ辺りからスキー歩行。咲きはじめた水芭蕉や広がる雪原を眺めながら猫又川沿いに歩みを進めていきました。柳平を過ぎ、左俣から尾根にとりつき、県境の尾根を目指します。台風の去ったあとの青空の下、長い行程を急ぐ理由は何もありません。それでも白沢山に立ったときには、まだあれを登るのかと思うくらい遠くに平ヶ岳の頂がありました。こんなときは何も考えないことです。ひたすらスキーを運び、無心の内になだらかで広い頂に立つと、4日前に登った越後駒がはるか向こうからエールを送ってくれました。3時間近くかかった登りも滑るとわずか20分ほど。スキーの威力と快感は捨てられません。白沢岳の登り返しから再びシールを着けて帰り道を急ぎましたが、行動13時間で打切りツェルトを張りました。

2015/05/27
5月11日:この日は巻機山に登るつもりで桜坂の駐車場で泊まりました。早朝に出発したのですが雪がありません。40分ほど行ったところであきらめ苗場山に転進することにしました。ところが5月いっぱい営業している「かぐらスキー場」を「苗場スキー場」と取り違え、閉鎖されているものと勘違いして関越自動車道を水上まで走ってしまったのです。誤りに気付いて引きかえし、かぐらスキー場に着いたのは9時前でした。遅い出発になりましたが、リフト終点から神楽ケ峰を経て苗場山を目指しました。女房は苗場山への標高差200mほどの登り返しを見てギブアップ。女房を残し12時30分まで行動すると決めて雪のない急尾根を登りました。山頂からの雪原へ飛び出すと丁度タイムアップ。頂上からの広々とした風景に満足して来た道を戻りました。神楽ヶ峰へと登り返し、後は滑降一本で春のザラメ雪を楽しみました。ヘマな段取りになってしまいましたが、修理したビンディングがしっかりと付いていてくれたことをありがたく思わなくては・・・・。

2015/05/26
5月10日:前日、午後6時のゲート閉鎖時間に間にあわなかった私たちは銀山平でもう1泊。ここには白銀の湯という温泉もあり、さっぱりとした朝を迎えることができました。ゲートが開くのを待って長岡へ。問題は離れてしまったビンディングです。2軒のスキーメンテの店へ連絡したものの断られ、途方に暮れてしまいました。このままでは後の計画を捨てて帰るしかありません。とりあえずコインランドリーで洗濯。その間に補修を試みることにし、ホームセンターでショックドライバーとハンマー、ネジ、接着剤を購入し帰ろうとすると、向かいに「ヒマラヤ」がありました。ネジのサイズに不安があったので店に入り、無くなったビスと同サイズの物がないか尋ねました。親切な店の方が探してくれてこれで助かりました。感謝!大きくなった穴は割箸と接着剤で狭め、そこにビスをねじ込んだのでビンディングは再びしっかりと固定されました。修理完了!!これで一気に元気が出て次の目的地へ。

2015/05/25
5月9日:越後駒に登る日の天気予報はすっかりはずれて雨になりました。それでも朝の内は曇り空に薄日も差していたので出かけたのですが、小倉山を巻く頃から降りだした雨はいつしか本降りに。先行していた2人組は下山に転じ、もう一組のパーティは駒の小屋泊り。視界もきかず誰もいない山頂に着いたのは13時過ぎでした。シールをはずして靴をビンディングにはめ込もうとすると、土台がぐらぐらと動くではありませんか。恐る恐る見てみると、後ろの2本のビスがなく、前のビスだけでもっているのでした。テレマークでジャンプターンなんてすると、一発でとれてしまいそうです。負担をかけないようにシュテムで滑り、壁と呼ばれる2カ所の急斜面を何とか下りた先、小倉山への登り返しあたりでとうとうビンディングが土台ごととれてしまいました。まだ、下り行程の半分が残っています。自分もスキーをはずして、ツボ足で私につき合ってくれる女房をいい奴だなぁと見直す下山となりました。

2015/05/25
5月8日:ゴールデンウィークのさ中に誕生日のある私は、いつも山にいて家でそれを祝ってもらったことがありませんでしたが、今年は嬉しい例外になりました。GWが明けて7日から遅ればせながら上越の山々をスキーで巡って雪のシーズンを閉じることにしました。一晩中車を走らせたので、午前6時の奥只見シルバーラインの開通時間には間に合ったのですが、さすがに眠くて予定していた越後駒はあきらめました。ダム工事用の隧道をそのまま一般供用したような粗削りな長いトンネル道を抜けて奥只見スキー場へ。ここは17日まで営業しています。8時頃になると、スキーヤーやボーダーが三々五々やって来だしたので、私たちも温泉付半日券3400円を買って滑りました。強い陽ざしで雪は湿って重く、ゲレンデのコースをひととおり滑るとさすがにくたびれて、ブナの林に逃げ込み休みました。芽吹いたばかりのブナの若葉を貫いて降りそそぐ春の陽光は生命の喜びにあふれているようでした。

2015/03/29
3月25日:先々週、扇ノ山から後山を目指した兵庫オートルートは悪天候のため敗退。今回はその逆コースを選び、3日間の好天をねらって出かけました。こういうぜいたくな時間の使い方ができる(言い換えれば「暇な」)人間はそう多くはありません。同行の姫路岳友のTさんは、暇に加えて山とスキーの熟達者で、アルプスのオートルート、日本のオートルートを走破しています。オートルートというのはスキーの山岳ルートのことで、実は後山~扇ノ山の提案も彼によるものです。Tさんの奥様に送っていただき、上乢から後山、駒ノ尾山を経てちくさスキー場を滑り下りました。晴れのつもりが激しい降雪の中、峰越峠への除雪された車道を歩きました。三国境で岡山県境を離れ、天児屋山を越えて大通峠で1日目、およそ17㎞の行程を終えました。ツェルトを張って寝たのですが、夜半の冷え込みが厳しく、何もかもが凍りつくような夜でした。

2015/03/17
3月17日:妙見山という名の山は各地にありますが、今回訪ねたのは、村岡町と関宮町との境にある但馬妙見山。Tさんからあった誘いは、椿色から妙見神社を経て行くのは長いので、この山へ最短で登られるコースを探らないかとのことでした。ループ橋を過ぎた先のトンネル入り口から東の谷へ入るのが最初の狙いでしたが、杉の倒木に阻まれて敗退。猿尾滝のある作山の谷へと車で転進しました。作山の村はずれ、除雪の終点からスキーで登り、2つ目の枝沢を右にとったのですがこれが大間違い。急な沢を大汗をかきながら登りつめて出た枝尾根で、ようやく誤りに気がついたのです。でも、結果としてこのコースは妙見山への最短になっていましたから、当初の目的は達成できたと言っておきましょう。正午に山頂に着いて、帰りは妙見峠へと尾根をたどり、そこから昨山へと滑りました。良く晴れ渡ったうららかな春の雪山歩きでした。

2015/03/16
3月14~15日:1月の高鷲に引き続き、志賀高原への病院スキーに参加させていただきました。初日は女房と2人で焼額山から竜王越えという古くからあるスキーツァーコースを行きました。昨晩降った30センチほどの新雪でトレースは消えていて軽いパウダーを滑りました。なだらかな鞍部からシールを着けて登り、竜王スノーパークに入ってパトロールに届けを出してからゲレンデを出ます。途中の「蟻の戸渡り」という痩せ尾根も難なく越えて小丸山へ。やや重くなった雪の尾根を滑り、小丸山スキー場を横切り林道を歩いて再び竜王スノーパークへ戻ります。リフトとロープウェイを乗り継いでから焼額スキー場へと往路を戻りました。1日で往復できる手軽ないいコースですね。  翌日は、最高の青空の下、広い志賀高原のスキー場を案内してもらい、ゲレンデを滑って回りました。半日ではもったいなく、もう一度ゆっくりと訪ねてみたいエリアです。

2015/03/01
2月28日:先週に引き続き氷ノ山へ入りました。メンバーはW隊長にM君、それにはるばる石川県から片道500Km車を飛ばしてきたHさん。この3人はアルペンで、毎日放送のNさんと友人のAさんはボード、私はテレマークという異業種交流になりました。実はショートスキーの娘夫婦と女房もいたのですが、足手まといになってはとわかさ氷ノ山のスキー場に残してきました。コースは三ノ丸からワサビ谷の頭へ。そこから横行谷の源流に滑りこんだあと稜線に戻り、大倉谷を滑りました。いずれも前日まで降雪でパウダーを楽しめました。大倉谷は新雪の下に隠れたでこぼこの固雪に足をとられたものの悪くはなかったです。滑りながら出す歓声、奇声が谷間に飛び交いました。8時過ぎに出発し、途中で中食とお茶の時間をとっても正午にスキー場に戻ってこられたのは、みんなの足前の良さと天気のおかげでしょう。

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